scene

いつかこの道(みち) 泣い(ない)ていたんだ
誰(だれ)にも見つから(みつから)ないように
胸(むね)の奥(おく)に隠し(かくし)たままで歩い(あるい)てきた

キミの声(こえ)が今(いま)も響い(ひびい)てるから
振り向い(ふりむい)てしまう
わかってたの - - -
隣(となり)にいけないこと
キミは足早(あしばや)に通り過ぎ(とおりすぎ)た

ボロボロに擦り切れ(すりきれ)た私(わたし)の恋(こい)は
何(なん)度目(どめ)の夜(よる)を越え(こえ)て
あの日(ひ)からまだ動け(うごけ)ないまま
キミの居(い)ないこの道(みち)で泣い(ない)てた

大きく(おおきく)なったこの歩幅(ほはば)で
キミに追いつけ(おいつけ)てるのかな
何(なに)も言え(いえ)ずにうずくまっていた
あの日(ひ)さえ追い越し(おいこし)て

会い(あい)たいよ
会い(あい)たいの
壊れる(こわれる)ほど走る(はしる)けど
焼け落ちる(やけおちる)空(そら)
キミを隠し(かくし)てしまったんでしょ ？

今(いま)も胸(むね)の奥(おく)でうずいてるのは
甘く(あまく)幼い(おさない)景色(けしき)
欲しかっ(ほしかっ)たのはこんな世界(せかい)じゃなくて
キミと並ん(ならん)で歩き(あるき)たかっただけ

あふれて零れ(こぼれ)落ち(おち)たキミのカケラを
何(なん)度(ど)でも拾い(ひろい)集める(あつめる)けど
少し(すこし)ずつ色(いろ)あせてしまうの
キミの声(こえ)もあの背中(せなか)だって

誰(だれ)も知ら(しら)ないあの日(ひ)の恋(こい)は
この道(みち)で止まっ(とまっ)たまま
泣い(ない)てる