2015年2月11日 星期三

ハルガスミ

雪解け水が 葉を伝い
やわらかな陽の差す窓際
ゆらり揺らぐ 春の風が
身をそよぐ

浅く眠る 仔猫の背を
やわらかく撫でる手も
ふわり浮かぶ 綿毛のように
儚げで

「どうして 好きになったの?」
今でも分からないけど
君が歌ったあの唄 思い出す───

春の雨と共に 降り積もる雪は
まだ解けずあの日のまま
好きになるその度 終わりを想像(かんが)える
臆病なバケモノ

夢(ひと)を食らう異形

天井(スーフ)を打つ 雨の鼓動
視界はすでに煙り
ぽたり落ちる その音にも
耳を伏せ
「どうして 変われなかったの?」
あんなに好きでいたのに
君の笑顔も 声も
忘れられないくせに

春の雨と共に 降り積もる雪は
まだ解けずあの日のまま
好きになるその度 終わりを想像(かんが)える
臆病なバケモノ

雪解けの 雨が降り
季節が廻(めぐ)っても
君との時間(とき) 過ごした全て
忘れないから

いつもと同じ台詞 「ばいばい」の言葉
あふれ出す雪解け水
痛いほど笑顔で 震える声のまま
ドアを開け───

最初で最後の 本気の恋でした
臆病なバケモノは
他人(ひと)の愛し方と 泣き方を知りました
泣き虫は 可能性(ゆめ)を見る
君を記憶(むね)に抱いて

さよなら ありがとう

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