2021年9月8日 星期三

星屑

 レンズ越しの世界
届くことはない
瞳そらすことさえできなくて
吸いこまれるみたいに


この手ほどけてしまうなんて
知らなかった
別れの言葉を飲みこんで
涙になる


もしも宇宙船が
君を迎えにくるなら
ぼくだけ広い大地残るなんて
ひとりではさびしすぎるよ


ぼくら順番に
生まれ変わってる
だから永遠に出会うことなど
できないと思っていた


時がねじれて
手と手が触れあった奇跡
最後がこわくて
見ないふりをつづけていた


もしも宇宙船が
君を迎えにくるなら
ここから大きな望遠鏡で
君に合図をおくろうか


かばんの中にキラキラ
宇宙のかけら集めたなら
願いが叶うような気がしていた
だから君にもサラサラ
手のひらこぼれる星くずを
しっかりとね 受けとめてよ


いつか宇宙船が
君を迎えにくるから
それまで ぼくはぼくの船つくって
君を追いかけてゆくんだ


知らない星 流れる光 果てしない場所
ふたりで回りつづける地球を
懐かしく眺めていよう

2020年12月14日 星期一

ふゆびより

 額に感じる澄んだ空気
吐く息が弾む

止まることもなく 歩き続けていたの
ここで振り返る もうすぐだよ

朝日が昇る 私は旅する
新しい日に 自由を吸い込んだら
あたたかい火を 囲んで座ろう
たわいもないこと 話しながら

鼻先に觸れる木々の香り
時間も忘れて

いつもの生活 やることがたくさんで
少し休んでも 大丈夫だよ


星が広がる 光が流れる
優しい景色 心も包まれたら
明かりを消して となりで眠ろう
たわいもないこと 話しながら

ひとりでいることの方が好きだった けれど

朝日が昇る 私は旅する
新しい日に 自由を吸い込んだら

ゆるやかなとき 一緒に過ごそう
君がいれば 自然と笑顔になる

ココアを入れて 寫真も撮ろう
知らない世界も 歩いてみよう

たわいもないこと 話しながら

2020年5月29日 星期五

涙の雨

覚えてる 君がくれた
愛しい想い 胸の奧で
いつまでも変わらないままでいて
そうひとり呟いてる(つぶやいてる)

季節は移ろい流れてゆく
求める未來の果てに

映し出す 永遠は
切なさと 響きあうメロディ
雨粒(あまつぶ)と涙が溶けてゆく
仰ぎ見つめる空


わがままと マイペースの
境界線は ぼやけていて
この気持ち 上手く伝わるかなと
いつだって不安だった

それでも大きく包み込んで
守ってくれてた 君の

優しさを この胸に
抱きしめて 明日(あした)を描くから
待ちわびる相手がいることで
歩いて行けるよね

旅立った君を 取り戻せるなら
いつまでもここで待っているよ

忘れない 永遠は
切なさと 響きあうメロディ
雨粒(あまつぶ)と涙が溶けてゆく
空を見つめながら
奏でるよ この想い
君にまで 屆いて欲しいから
どれくらい君が大切かを
今度は素直に 伝えられますように

2019年12月6日 星期五

return to the sea

おとぎ話(ばなし) 最後(さいご)のページは
書(か)きかえられて悲劇(ひげき)に変(か)わり
たったひとつ信(しん)じてた人(ひと)の心(こころ)さえも見失(みうしな)う
愛(あい)も夢(ゆめ)もまるで砂(すな)のお城(しろ)みたいなの
はかなく壊(こわ)れてゆくのよ それを望(のぞ)まなくたって

だけど今(いま)も忘(わす)れられないの
あなたがいつも歌(うた)ったメロディー
胸(むね)に響(ひび)くたびいつか戻(もど)れる気(き)がするの あの頃(ころ)に
きっときっと帰(かえ)れるの つながれた鎖(くさり)ふりはらい
ふたつの世界(せかい)が結(むす)ばれた蒼(あお)い海(うみ)へ

絶対(ぜったい)!
愛(あい)だけはすべてを乗(の)り越(こ)える
運命決(うんめいき)める星座(せいざ)も変(か)えられる
消(き)えてしまえ 臆病(おくびょう)なウソも今(いま)も…

宝石(ほうせき)のようにきらめく母(はは)なる海(うみ)の
優(やさ)しさと愛(あい)に包(つつ)まれ生(う)まれた7(なな)つの命(いのち)が見(み)つめる夢(ゆめ)がある
だから私(わたし)もここに来(き)たの
もう自分(じぶん)にウソつかない
守(まも)る人(ひと)がいて 守(まも)る世界(せかい)があるから

きっと!
見(み)えなくて疑(うたが)うのは弱(よわ)さ
形(かたち)のない愛(あい)を信(しん)じてたい
やがて愛(あい)をこの手(て)に感(かん)じる日(ひ)まで…

さざ波(なみ)のベッドで目(め)を覚(さ)ました朝(あさ)に
すべてが終(お)わって始(はじ)まるの
暖(あたた)かく静(しず)かな光(ひかり)に包(つつ)まれて
希望(きぼう)が満(み)ちてる海(うみ)に帰(かえ)るの

ほら 幸(しあわ)せの鐘(かね)が鳴(な)って7(なな)つの海(うみ)が輝(かがや)きだしたら
愛(あい)の奇跡(きせき)を一番好(いちばんす)きなあなたとふたり見(み)つめたい

そしてそっとキスをしてね

2018年8月16日 星期四

一瞬のクオリア

埋まれた鉄くずから
古びた人形の声が聞こえるわ
もう二度と目覚めたくないと
ひびわれたモニタにも
崩れた体にも宿らない
このココロの 精神回路を断ち切る
 再起動で要らない精神回路を断ち切る

そう ここで ワタシは造られ
 誰のために ボクらは存在する?
そして壊れていくわ

朝を唄う ワタシはエルミット
主人を癒すために生まれたの
支配された四角い箱の中
空を繋ぐ線が虹のよう
それが最後の視線だった

キミが生まれ変わって
どれだけ経っただろう
声もかけられなくて
遠くから見つめていたんだ

新しいモニタには
昔の思い出は映らない
そのままでも    シアワセなのかな?
 記憶たちは要らないシアワセなのかな

でも ここでキミから
 忘れたことキミからも聞いてみたい
もうったメロディ 今でも読める
ボクはボクの言葉で唄うから
永い夜を願っているから
どんな場所に送れたとしても
そこで出逢う主人を助けたい
いつか別れる時までは

朝を 唄いつづけるエルミッ
 夜を灯しつづけるランジェルド
高い ビルと   汚れた空気に
 高いビルが染まる汚れた空気に
支配された 歪な街の中
 閉ざす扉 歪な街の中
空を  隠す窓の向こう
    空を見上げ行こう

キミがキミの言葉で唄うなら
永い時の一瞬のクオリア
黒い虹に覆われたセカイの下で
出逢う主人とシアワセに
それが最後の感覚になる

2018年4月24日 星期二

永遠の星へ

空を行く鳥の瞳に映る大地
遠く離れた楽園 色鮮やく灯火

あなたと歩んだ此方の結び
手を取り この心 永遠に語り継ぐ

生命萌吹く 緑の草原
生命唄う 青い海
生命描く 真っ白な雲
この星の一呼吸

生命照らす 赤い太陽
生命囁く そよ風
生命燃やす 人々のいとなみよ
 さあ還るう

父と母の声 雨音 恵みの声
天を繫いだ七色 世界包むゆりかご
数多の出会いた紡がれてゆく
希望の花咲かせ 刻もう歴史を

重ね合える喜びよ
分かち合悲いみよ
傷ついた拳 療す温もりよ
星を埋める愛よ 幾億の光になれ

愛は永遠に満たされていく
 愛は永遠に美しく
愛は永遠に守り続ける
この星の礎に

生命芽吹く 緑の草原
生命唄う 青い海
生命描く 真っ白な雲
この星の一呼吸

生命照らす 赤い太陽
 生命囁く そよ風
生命燃やす 人々の育みよ
さあ還ろう

愛は永遠に 生命知るきらめきよ
さめ還ろう

Will

桜色した時は過ぎ
これまでを振り返ると
踏みしめた足跡と 遥か長い道
辛い思いでもあるけど
二人で乗り越えてきた
いつでも互いの手を取り合い
笑って 歩いた
仰ぎ見る君の顔 涙で滲んで
何を思ってるか 全然わからない
最後まで「ありがとう」って
伝えられなくて
ここに君一人 残していく
弱い僕のこと 許してほしい
季節は移り変わるのに
あの場所は昔のまま
少しだけ懐かしい 僕の指定席(していせき)
なんだか照れくさくなって
秘密の基地に隠した
手紙はもう見つけられたのかな
それとも まだかな
そんな顔しないでよ いつもの調子(ちょうし)で
暗い雰囲気(ふんいき)を 元気つけてほしい
いつまでも側にいで 見守ってるから
どうか泣かないで 笑顔見せて
幸せになって 光溢れ
声はもう届かない 姿(すがた)も見えない
それでもこの町を 僕は歩いてる
いつまでも側にいて 見守ってるから
どうか泣かないで 笑顔見せて
幸せになって 光溢れ
時は巡る いつかたどり着く
君も僕も いつかまた出会う
町は廻る 何がおきたって
廻る廻る 記憶を手繰(たぐ)って