2015年5月31日 星期日

夢、時々…

いつか呼んだ 名前を繰り返す
奏でた音 虚しく宙に浮かぶだけで

赤く染まる夕暮れ 時間(とき)はまだ
沈まぬまま あの時のままで止まっていた

夢の中会える時だけ 手を繋ぎ 寄り添い合う
どうしてそれなのに今 寂しくて…

離れても変わらずに 愛したい 愛してる
お願い ねぇ 時々 夢でいいから
抱きしめて欲しい

肩にもたれ 目を閉じ微睡んだ
撫でてくれた 貴方の手が少し震えてた

赤く染まる夕暮れ 見上げると
貴方は言った「この瞬間が一番好き」と

夢の中会える時なら 貴方は笑っているけど
三度目の夢で気付いた 悲しみに…

向き合って 受け入れる 愛したい 貴方なら
お願い ねぇ もう一度 もう一度だけ
抱きしめてくれる?

最初の夢 立ち尽くして 俯いたら 目覚めていた
二度目の夢 触れるだけで 涙溢れてしまった

離れても変わらずに 愛したい 愛してる
お願い ねぇ もう一度 もう一度だけ
届くのなら

暖かいその胸で 愛されて眠りたい
お願い ねぇ もう一度 もう一度だけ
あの日に戻って…

2015年5月22日 星期五

glow

降り注いだ冷たい雨 青い傷を溶かしてった。
いつか見てた夕暮れ空のすみっこで笑う誰かがいた。

気付かないうちにオトナになって 綺麗な嘘 口に出来るほど
いろんな痛みを覚えてきたけど それでもまだ痛いんだ。

夕暮れの涙が出そうな赤 私の中の君を溶かしてしまえ。

私の体中 君の傷跡で溢れているから もう進めないよ。
ねぇ 消えて 消してよ そう願っていたのに
どうして こんなにきつく抱きしめてるの?

君の声が遠くなる 飲み込まれそうな赤。
きっと このまま君を溶かして夜になるだけ。

淡く染まる指先に零れ落ちそうな赤。
私の中の君を奪ってしまう。

ちぎれてく雲間から 溢れ出す涙。
少しずつ滲む君にぎゅっとしがみついた。

morning haze

震える手を握ってこの街から抜け出して
誰にも見付からない場所まできっと行けると思った

何度だって強く握って君の温度を確かめて
誰にも触れないような場所へ行けると思っていたんだ

傾きだした空が君を飲み込むまえにずっと遠くまで
その涙が止まる場所まで君を連れて行けたら

僕らは早く大人になりたくてただ身体を重ねた
弱くてどうしようもないこと痛いくらいに解ってたんだ
痛いな

寄り添うように僕らは世界の端を探すけど
壊れそうな何度目の夜を越えて
慰め合って僕らは幼い傷を舐めあうけど
朝靄に溶けていく

冷たくなったその手を解いて
君は微笑って「もういいよ」と呟いたんだ

いつかはこの空の色も時間の中に埋もれていくのかな
消えそうな君の笑顔もその涙だって焼き付けていたんだ

僕らはきっと大人になれないままで恋を重ねるけど
弱くて笑えない僕は君の隣でただ泣いていたんだ
痛いな

scene

いつかこの(みち) 泣い(ない)ていたんだ
(だれ)にも見つから(みつから)ないように
(むね)(おく)隠し(かくし)たままで歩い(あるい)てきた

キミの(こえ)(いま)響い(ひびい)てるから
振り向い(ふりむい)てしまう
わかってたの - - -
(となり)にいけないこと
キミは足早(あしばや)通り過ぎ(とおりすぎ)

ボロボロに擦り切れ(すりきれ)(わたし)(こい)
(なん)度目(どめ)(よる)越え(こえ)
あの()からまだ動け(うごけ)ないまま
キミの()ないこの(みち)泣い(ない)てた

大きく(おおきく)なったこの歩幅(ほはば)
キミに追いつけ(おいつけ)てるのかな
(なに)言え(いえ)ずにうずくまっていた
あの()さえ追い越し(おいこし)

会い(あい)たいよ
会い(あい)たいの
壊れる(こわれる)ほど走る(はしる)けど
焼け落ちる(やけおちる)(そら)
キミを隠し(かくし)てしまったんでしょ ?

(いま)(むね)(おく)うずいてるのは
甘く(あまく)幼い(おさない)景色(けしき)
欲しかっ(ほしかっ)たのはこんな世界(せかい)じゃなくて
キミと並ん(ならん)歩き(あるき)たかっただけ

あふれて零れ(こぼれ)落ち(おち)たキミのカケラを
(なん)()でも拾い(ひろい)集める(あつめる)けど
少し(すこし)ずつ(いろ)せてしまうの
キミの(こえ)もあの背中(せなか)だって

(だれ)知ら(しら)ないあの()(こい)
この(みち)止まっ(とまっ)たまま
泣い(ない)てる