2016年10月26日 星期三

ラグスの鎮魂歌

星に 雪に 記憶に
きみの あしあとさがす
どうか とわの やすらぎ
ここは 夢のとちゅうで

おさない つばさで 阪道 驅けてく
みちから はぐれて この眼を とじてく

星に 雪に 記憶に
きみの あしあとさがす
どうか とわの やすらぎ
ここは 夢のとちゅうで

いつか すべて もどりて
そらの 果てひとりきり
あなたが待つ やすらぎ
ひかりのあと のこして

おさない つばさで 阪道 驅けてく
みちから はぐれて この眼を とじてく

夢に 愛に 心に
きみの あしあとさがす
とわの ひかりのこして
搖るぎのない つばさで

とわの 愛を あなたに

2016年10月16日 星期日

橙交差点

夕暮れ帰り道 君と二人歩く
退屈な宿題の話
 
たまたま席替えで 君と隣になった
どうして懐かしい匂い
 
不機嫌に君は言う 「学生も楽じゃない」
ふくれたほっぺを指でなぞる
遠い日に見たような 仕草にハッとする
誰もいない交差点で
 
時を止めた 信号機が
静寂を溶かす
オレンジの世界
僕と君だけの
 
帰り際「また明日ね」
あの日と変わらず
橙交差点で
待ってるから
 
あの時も2人で 並び歩いていた
泣き虫僕の手を 君は繋いでくれた
 
夕焼けは色深く 僕らの影を伸ばす
ふくれたほっぺも 赤く染まる
時は経ち制服に包まれた 君はまだ
覚えてくれているのかな
 
時を止めた 信号機は
記憶を見守る
オレンジの世界
僕と君だけの
 
手を握り「また明日ね」
君はいつまでも
橙交差点で
待ってるのかな
 
オレンジの君が言う
「待ちくたびれたよ」
「おかえりなさい」「ただいま」
 
怖かった 寂しかった
日が暮れてゆくよ
午後5時のチャイム
空にこだまする
 
大丈夫 さあ帰ろう
隣に変わらず
オレンジの君が
 
時を止めた 信号機が
静寂を溶かす
オレンジの世界
2人だけの
 
もう平気だ「また明日ね」
僕はいつまでも
バイバイ交差点で
待ってるから